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Latest Update 2006/04/23

太平洋石炭販売輸送

 北海道は釧路にある太平洋炭礦(現釧路コールマイン)で産出される石炭を、春採から知人までの4.7kmの区間で輸送を行なっているのが太平洋石炭販売輸送です。かつては釧路臨港鉄道と呼ばれ、旅客輸送も行なっていましたが、現在ではJRと線路で繋がっておらず、機関車プッシュプル+連接車体セキ車のピストン輸送にて春採の選炭工場で積んだ石炭を知人の石炭埠頭まで運んでいます。
 釧路コールマインは炭鉱技術海外移転5ヵ年計画事業のために2002年に閉山となった太平洋炭礦から鉱業権を取得し発足した会社です。現在は年間70万tの産出量を誇り、海外炭の価格上昇と共に競争力が戻りつつあるようですが、5ヶ年計画終了後の操業量がどのようになるか予断が許せません。

※構内での撮影は全て許可を得て撮影
訪問日 2005/10/2-3

  春採〜知人
千代の浦を通り春採へ戻る列車です。12ユニット24両のセキ車を前後から機関車が挟み込むプッシュプル運転は、独特であり圧巻です。

 春採〜知人

春採湖畔を行く列車、太平洋石炭販売輸送は短い区間ながら多くの撮影ポイントが楽しめます。

 春採〜知人

上の列車を後撃ちで狙いました。

 春採
 
 春採は選炭工場に隣接しており、中央に見えるホッパーから石炭を出荷しています。

選炭工場(春採)
 
 山肌に多くの建屋が張り付いて建っている姿は、まるで宮崎アニメの世界のようです

選炭工場(春採)
 
 山頂にはかつて炭鉱から選炭工場までの石炭輸送をおこなった610mmのナロー軌道跡が回廊のようなたたずまいを見せています。

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