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Latest Update 2003/02/27

タキ43000(143645)銀タキ

 実車について:タキ43000はガソリン専用車として初めての43d積です。鯨腹型の異径胴タンク体とフレームレス構造を用いた極限設計で2軸ボギー車ながら43d積を実現し43系タンク車の始祖となりました。
 模型で製作した143645は、石油製品輸送用のタンク車では初めてタンク体にステンレス鋼(SUS304)が使われました。そのためタンク体はステンレス地肌剥き出しの銀色をしています。しかしこの後はステンレス製タンク体を載せたタキ43000は作られず、1ロット1両の珍車になりました。

 模型について:カトー製タキ43000をベースに改造しました。表記類はJNMAで購入した新貨車工房製のデカールを使用しています。主な改造点はハッチの移設とタンク体の銀塗装化、ランボードの加工です。実車では台車にTR215Fを履いていますが、模型は元ネタのままTR214を履いています。
 

 サイドから

 横から見るとランボードが短くなりすぎてしまったのが、よく分ってしまいます。

 

 タネ車と比べて

 タネ車ではマンホール蓋の両脇にある安全弁を梯子よりに移設し、合わせてマンホール蓋も移動。吐出弁開閉装置をランナー引き伸ばし線で新設します。
 ランボードの移設も行ないましたが、長さを誤り短くなりすぎていまいました。



 作成中のタンク体

 
元のマンホールを大きめに抜き出し、開いた穴をプラ板で塞ぎます。このときにうまくタンク体のカーブと塞ぎ板のカーブをマッチさせるかがカギでしょう。
 加工中に気がついてしまったのですが、タネ車をタキ1000にしていればここまで加工する必要はありませんでした。早く気づけばよかった・・・(泣)

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