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Latest Update 2002/9/26

西武6000系(50番代後期型)

実車について:西武6000系は平成3年に営団有楽町線乗り入れ用として登場したステンレスボディーのVVVFインバータ制御車です。登場時は西武有楽町線、練馬-新桜台が開通していなかったため、ATCや誘導無線アンテナは準備工事としたまま池袋線で優等列車に使用されていました。しかし6101〜6107Fは開通後もATCや誘導無線は装備されることなく地上専用車として活躍しており、池袋線所属時代には識別のため運行番号表示器に黄色い幕が入れられ、池袋より先頭車のスカートには黄色い「S」マークが付けられていました。また平成8年からはアルミボディーの50番台が登場し池袋線に投入されました。なお、50番代は6151〜6155Fまで2000N系に似た戸袋窓がある車体でしたが、6156〜6158Fは軽量化のために戸袋窓が廃止され、台車もモノリンク式になりました。現在は6101〜6107Fが新宿線系統、6108〜6117Fと6151〜6158Fは池袋線系統で活躍しています。

         6000系 0番代                 6000系 50番代        

西武6000系50番代(6156F)

GMストアーの限定キットをベースに改造し、50番代の後期形である6156F〜6158Fを再現しました。この車両の最大の特徴である戸袋窓無しの姿を再現するため、全部で156ヶ所ある側面の戸袋窓をプラ板で埋め込み、台車にはSSタイプを加工した物を使用しています。

先頭車  クハ6100(上)クハ6000(下)

このキットは西武2000系の側板と屋根に6000系の前面を組み合わせた6000系タイプです。しかし戸袋窓を埋め込んだため全く異なる印象を受けます。車体色は灰色9号とねずみ色1号を混ぜたものを吹き付けています。なお、帯は付属のデカールで再現しています。

パンタ付き中間電動車                       モハ6200(上)モハ6600(下)

このキットではステンレスエッチング製のパーツを貼り付けることでパンタ周りの配管を再現しています。非常に繊細で貼り付けには大変苦労しました。なお、モハ6200(6500、6800)とモハ6600では配管周りが異なり、ヒューズボックスの数も違います。またパンタ枠が黄色くなっていますが、これは2000N系と同様に高圧引き通しされているためです。

なお現在モハ6600はパンタや屋根上配管が撤去され、パンタ台と妻面の配管以外は残っていません。

 

前面

このキットの先頭部はホワイトメタル製です。エッジもシャープで窓ガラスのはめ合いも良好です。実車の特徴ある前面の色を再現するために、グンゼのスーパーシルバーを吹き付けたあと、薄く溶いたスモークをかぶせてみました。シルバー単色では出せない、深みのある色が再現できたと思います。

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