223系0番代　関空/紀州路快速

前面

この作品の一番の特徴である前面はキット付属品ではなく、カトーの223系1000番代のものを加工しました。ヘッドライトレンズはφ1.5の光ファイバーを加工したものです。前頭部はMrカラーのスーパーステンレスで塗装し、側面との素材の違いを忠実に再現しています。また、運転台補強バーも真鍮線で再現し、窓からその様子が伺えます。

スカートは現行仕様で強化型です。

クハ妻面

クハの妻面はNゲージマガジンにあまり掲載されなかったのですが、手すりや銘板などもきちんと再現しています。車端の汚物タンクは485系用TNカプラーに付属するものを加工して使用しました。カプラーと一部干渉するのでジャンパ線は片方切断しましたが、半径280mmのカーブでも問題なく曲がれるので走行性能は犠牲になっていません。

クモハ屋根・妻面

配管はいつものように真鍮線と割ピンによる自作品です。 パンタからヒューズ箱に続く配管はパンタから床下に続く配管の下を通るため、一部上下2段になっています。配管座は1000番代と左右が逆になっているのでモールドを削り落としてプラ板で作り直しています 。

車体固定ツメ

エッチングキットの悩みが車体と床板を固定する方法です。説明書にはツメを切り出して車体の裏側に接着するよう指示されていますが、ドア窓のガラスとツメを一体で切り出すことではめ込みガラスとツメの機能を両立させました。なおガラスと車体の間にはプラ板をはさんでガラスがドア面より外に飛び出さないように調整しました。