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Latest Update 2005/10/16

GMキット ライト点灯化

 LEDライトユニット
左が赤色LED、右側には電球色LEDが付いています。
 
 LEDライトユニット(裏側)
左右のLEDが通電用の足と抵抗を共有しています。また基板が乳白色で多少透過性があるので、光が漏れないように裏面を黒く塗っています。

  導光材全体
導光材には0.5mm径の光ファイバーを用いてます、ファイバーの前後端はライターなどで軽く炙ってレンズ状にしておきます。左端の黒いパーツはLEDライトユニットと導光材を接続するアタッチメントです。左のアタッチメントでは前照灯用導光材と尾灯用(赤色用)導光材が2本ずつ組になっていて、中央でそれぞれ一本ずつが組み変わり、車体側は前照灯用と尾灯用の導光材で組になっています。黒い遮光用チューブは熱収縮チューブを用いています。
 発光体が車体の後ろ寄りに来るようにしてある理由は、遮光不足による光漏れの影響を小さくするのと、導光材の曲がりゆったりさせて接続に余裕を持たせるためです。 


 車体側アタッチメント

 光ファイバーを指し込むと自動的にライトレンズ直後へ導かれるように、プラ板で車体側の位置決め用アタッチメントをつくってやります。

 このアタッチメントだけは場所がずれないようにしっかりと車体側に接着してやります。

 また、余計な場所に光が漏れないように、つや消し黒を厚く塗装しておきます。
 

 

 ライトユニット側
      アタッチメント

このあたりがオリジナル技術になります。径の異なるプラチューブを組み合わせ、LED側のキャップと光ファイバー側の差込口になるようにします


 材料はエバーグリーンの「Rod & TUBE」に入っているプラチューブです。
 太いほうはLEDがすっぽり収まるように、軽く内側を削って広げてやり、細いほうは熱収縮チューブの中に指し込めるように、リューターで掴んで回しながらテーパーになるように外側を削ります。
  おわりに

 紹介した方法の内ひとつでも欠けるとライト点灯化は難しくなると思いますが、この方法も完璧ではなく例えば車輪の転がりが非常に重くなるといった弊害は発生するのもまた事実です。
 今回採用していない方法でより良い方法もあると思いますので、皆さんも色々と試行錯誤し、またここに載っている方法のいいとこ取りをして自分だけのライト点灯化にチャレンジしてみてください。

  〜参考文献〜
 
MrT's Railroad Models  

  205系1000番台用ライトユニットの様子 
 光ファイバーを熱収縮チューブで皮膜し遮光しつつ纏めるアイデアを参考にさせていただきました。

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