東武10000系
東上線10連
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実車について:東武10000系はそれまで製造されていた8000系の後継として、また73系電車の置き換えようとして1984年より製造が開始されました。先に製造された地下鉄乗り入れ用の9000系の影響を大きく受けた地上専用の車輌です。
今回プロトタイプとした東上線で運用されている10両貫通編成は当初8連として落成した後、平成元年に行なわれた10両化対応で中間にモハ15000とサハ16000を追加して10編成になりました。
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模型について:グリーンマックス製の板キットを組立てたものです。再生産で新パッケージになった製品を組立てたのですが、今回生産より床下機器が新しいものと変わっていました。
ただ、今回の作りこみでは床下機器は完全にバラしてなるべく実車同様となるように並べ替えをしています。また、ライト点灯化や各部分の細密化のほか、塗装でも銀色の使い分けを試してみるなど色々と改造を行なっています。
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クハ11000
池袋側のクハです。台車には集電機構を組み込み、自作ライトユニットで前照灯及び尾灯の点灯化を行なっています。
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クハ10000
寄居側のクハです。クハ11000とは床下機器の並びが逆向きになっている他は特に違いがありません。
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クハ11000(逆サイド)
この向きで上のクハ10000と床下機器の並びが同じになります。両クハともペアーハンズ製「NP-029
東武タイプATS車上子」を取り付けています
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モハ12000
編成中に3両組み込まれるパンタ付きモハです。このうちこのモハ12000は弱冷房車になり、ドア上にその表記がされます。そのため、東武8000系の塗済キットに付属するシールの弱冷房車表記を用いました。
その他、配管などパンタ周りを中心にディティールアップを行ないました。
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モハ12000(逆サイド)
床下機器は実車に習って色々な余りパーツを寄せ集めました。上の写真の界磁チョッパ装置は西武2000系などに付属するもの、左写真の抵抗器は東武8000系用のものなど流用は多岐にわたります。
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モハ13000
編成中2両組み込まれるパンタ無しモハです。全車共通の加工意外は行なっておらず、ほぼ素組の状態です。
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モハ13000(逆サイド)
特に目立った加工はしていないのですが、キットに付属していたCPにプラ板で簡単に枠をつけてHB2000CA形に見立てています。
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サハ14000
こちらも編成中2両組み込まれる床下機器がスカスカのタイプのサハです。
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サハ14000(逆サイド)
全車共通の加工である、屋上の手スリの別パーツ化以外は全くの素組みです。
もちろん床下機器は無いなりに並び替えてはあります。
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サハ16000
編成中に1両だけのMGとCPを搭載したサハです。モハ15000と共に10両編成化の際に組み込まれました。
上のサハと比べると全くサハとは思えぬ賑やかな床下になっています。
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サハ16000(逆サイド)
パンタ無しモハと同じ床下機器の並びになりますがCPはHS20C形なので、キット付属のCPをそのまま取り付けました。
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