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Latest Update 2005/10/16

東武10000系
東上線10連


 銀色の塗り分け

 今回初の試みとなる銀塗装の塗り分けによるステンレスの質感の違いを再現しました。
 ビード部とドア枠はヘアライン仕上げの表面なのでクレオスの「SM04:スーパーステンレス」を、その他の梨地仕上部は同じくクレオスの「8:シルバー」で塗装しました。
 結果はご覧いただける通りで、光のあたり具合で変わる見え方がとても実感的になりました。



 ライト点灯化

 前照灯は電球色LEDを、尾灯は赤色LEDを用いて点灯させています。
 色々な車輌で何度かライト点灯化を行なっていますが、今回の東武10000系でかなり熟成し、また安定した点灯状態を得る事が出来ました。

 詳細は技術研究所で紹介していますのでこちらをご覧ください。

 技術研究所 
  > GMキットライト点灯化

 前面等のディティール

・前面窓
 東武8000系板キットに付属していた新前面用の窓ガラスをピッタリはまるように形を整形してはめ込んでいます。
 ワイパーはモールドを黒マジックで塗っておきました。

・方向幕
 方向幕、種別幕ともに東武8000系キットのシールを流用していますが、裏側より貼り付けて実感的に見せています。

・アンテナ
 KATO 西武E851用アンテナのASSYパーツを取り付け、アンテナ本体部分は濃い青緑で塗装してあります。

・手すり
 タバサのパーツで余っていたものを適当に使い、窓下とライト脇の手すりを浮かせました。

  パンタ周り
 
空気作用管を0.2mm、高圧引通線は0.4mm真鍮線でパイピングを行ないました。パンタ台はKATO アーバンライナー用のパンタ碍子「14061 パンタ碍子」を用い、その下の台座はモールドされていないのでEverGreenの「0.4mm厚 * 3.2mm幅」のプラ板で再現しています。

  屋上機器
 
クーラーやベンチレーターなどはキット付属の物を使わず、10030系用のものを用いました。元々のものの出来が良く無いのでディティールアップになり、さらに10030系とのバランスが合うので好都合です。

  屋上機器 続き
クーラーの脇側メッシュ部はいつも通りオリジナルのデカールで墨入れを行なっています。

 パンタはKATOの阪急用PT48を用いました。上の写真に黄色く塗られているのは、高圧引通しを全車に行なっている際の判別用だったらしく、しばらくしたら全ての車輌から黄色いマークが無くなっていたので、模型からも塗っていた色を落としました。

 

  左:収納ケース
Winの10両用ブックケースへ収納しています。このケースは出来も良く、また表紙も入れ換え出来て大変便利です。


 営団07系との離合

東上線ならではのシーンです。

行先,種別幕まわりの幕板は青に黒を混ぜ濃い青を調合し、幕が出る部分を残して塗装したのですが、幾分濃すぎてしまい黒っぽく見えてしまったのが残念です。

  実車(志木)

 志木の留置線で休んでいるところです。床下機器の取材にとても重宝しました。
   〜参考文献〜
 
・鉄道ファン 1998年7月号 大手私鉄多数派系列ガイド1 東武10000系  林 一寿 

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